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このDVDには、'80年代に一世を風靡した漫才コンビ「紳助竜介」のネタが収められています。 当時は私も大学生で、京都に居ましたので、新京極にあった京都花月に漫才を見に行ったり、京都南座での公開録画に行ったりしていました。 このDVDのなかに、吉本の若手漫才師を前に紳助が講演をしたときの映像が収録されています。自分が漫才に対し、どのように向かい合い、取り組んできたかを惜しげもなく披露しています。 たかが漫才と侮るなかれ、我々ビジネスシーンにも十分通用する、濃い内容の話ばかりで、しかも本人が実践してきたことばかりなので、ヘタなコンサルが書いている本を読むよりずっと内容があります。以下、さわりだけご紹介すると まず、笑いに教科書はありません。ならば教科書をつくることをはじめます。古今東西のおもいろい漫才をテープに録ります。そしてそれを紙に書きます。そうすることで笑いのしくみがわかるそうです。ある売れていた漫才コンビは、その8割が同じ笑いのパターンで、残りの2割を違う笑いにすることで、ワンパターンだとは気づかれなかったといいます。 また、当時では珍しく、自分の漫才の客層を20~35歳までの男性と限定し、そのターゲットに対しどのようなスタイルで行くかを考えます。 うまい漫才は、ライバルが多くて時間もかかる。でも客がおもしろがる漫才は自分にも出来る。 負けることはしない。勝つことしかしない。 売れるには、自分という商品と世の中の動きの両方が大事。一発屋は、なぜ売れたのかがわからないので世の中の動きに自分を合わせられない。 などなど このDVDには、紳竜の漫才という商品を開発、市場に投入し大成功をおさめ、なおかつ商品を変えながら長期間にわたり市場の支持を得ている企業家としての紳助の姿がありました。
by masumoto-tax
| 2008-05-27 18:55
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